十人の偵察隊の悪い知らせを聞いた会衆は、よなかじゅう泣き叫び、不平を漏らし、エジプトに帰るために新しい指導者を立てようとさえしました。しかしカレブとヨシュアだけは、衣を引き裂いて勇敢に立ち上がり、その地はとても良い場所であり、神様がよろこんでくださるなら必ず導き入れてくださる、その地の住民を恐れる必要はない、と宣言しました。けれども、民は耳をかたむけず、ふたりを石で打とうとしました。そのとき、神様の栄光が幕屋に現れ、不信仰な民のうち二十歳以上の者はだれも約束の地に入ることができず、四十年のあいだ荒野をさまようことになる、と神様は告げられました。ただカレブとヨシュアだけは、別の心を持っていたので、必ずあの美しい地に入ることができる、と約束されました。
皆が恐れにのみ込まれていたとき、カレブとヨシュアは流れにさからい、神様への信仰をきっぱりと宣言しました。ふたりは困難の存在を否定したのではなく、神様は困難よりも大きいおかただと信じることを選んだのです。その結果、イスラエルの民の中で、ふたりだけが約束の地に入ることが許されました。人生にあって、まことの勇気とは恐れがないことではなく、恐れていてもなお信頼することを選ぶことです。世の中ぜんぶが「無理だ」と言っても、神様が約束してくださっているなら、最後まで信じぬく価値があります。
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