ヤコブが亡くなると、ヨセフは父の願いに従い、ファラオに許しを求めて、父をカナンへ運び、マクペラの洞穴に葬りました。エジプトに戻ったあと、兄弟たちはヨセフが仕返しするのではないかと恐れました。しかしヨセフは涙を流して彼らを慰め、「わたしが神さまの代わりになれるでしょうか。あなたがたはわたしに悪を計りましたが、神さまはそれを良いことのために用いられました」と語りました。ヨセフは彼らと子どもたちを養うと約束しました。のちにヨセフは百十歳まで生き、死を前にしても神さまの約束を信じ、いつか自分の骨を約束の地へ運ぶよう家族に頼みました。
ヨセフは、兄弟に仕返しするために自分を神さまの場所に置きませんでした。兄弟たちがした悪をはっきり認めながらも、神さまがそれを良いことのために用い、多くの命を救うことができると信じました。ゆるしとは、傷つかなかったふりをすることではありません。また、子どもが安全でない相手のところへ一人で戻ることでもありません。痛みを神さまと信頼できる大人に話し、仕返しを選ばず、さばきを神さまにゆだねることができます。ヨセフは最後まで神さまの約束を信じ、神さまが民を約束の地へ連れ戻してくださると信頼しました。
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