裁き主たちがイスラエルを治めていたころ、ベツレヘムを大ききんが襲いました。エリメレクは、妻のナオミと、ふたりのむすことともに、モアブの地へうつり住みます。けれども、ほどなくしてエリメレクは病にたおれて、亡くなってしまいました。さらに年月がたつうちに、ふたりのむすこも相ついで世を去り、ナオミと、ふたりのモアブ人のおよめさん——オルパとルツは、たがいに身をよせあって生きていくしかなくなったのです。やがてナオミは、神様がふたたびベツレヘムをかえりみてくださったと聞き、ふるさとへ帰ることを決めました。ナオミはふたりのおよめさんに、それぞれの実家にもどるようにすすめます。オルパは涙ながらにわかれを告げました。けれどもルツは、ナオミにしっかりとすがりついて、こう言ったのです。「お母さまのくにはわたしのくに、お母さまの神様はわたしの神様。」ルツは、一切迷うことなく、ナオミとともにベツレヘムへ帰っていきました。ちょうど、大麦の刈り入れがはじまるころのことでした。
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