モアブの王バラクは、イスラエルの大軍が近づいて来るのを見て、とても恐れました。彼は長老たちにたくさんの報酬を持たせ、占い師バラムを呼んでイスラエルの民をのろわせようとしました。神はバラムに行ってはならないと告げ、バラムは初めは断りました。けれどもバラクがさらに身分の高い使者を送り、もっと大きな褒美を約束すると、バラムの心は欲に揺れました。神は行くことを許されましたが、神が語れと言われることだけを語るよう命じられました。バラムがろばに乗って出かけると、主の使いが剣を持って道に立っていました。ろばはその使いを見て三度よけましたが、バラムには見えず、怒ってろばを打ちました。神がろばに口を開かせると、ろばはなぜ打つのかとバラムに問いかけました。そのときバラムの目が開かれ、剣を持つ天使を見て、彼はひれ伏して自分の罪を認めました。
バラムは神を知り、神の言葉に従うべきだと分かっていましたが、お金を愛したために心の目が暗くなりました。ろばでさえ神の使いを見ることができたのに、バラムには見えませんでした。神はろばの口を通して彼を戒められました。この出来事は、貪欲が人の判断を曇らせることを、ユーモラスでありながら厳粛に教えています。お金や利益の誘惑に直面するとき、私たちは自分の心を見張り、貪欲に霊的な目を覆わせてはなりません。神は時に思いがけない方法で私たちに注意を促されます。私たちは注意深く耳を傾けましょう。
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